「エバール」とは? / 「エバール」のメリット

「エバール」のメリット

食品を長期保存

その高いガスバリア性を生かし、主に食品包装材のバリア層として使用されているEVOH「エバール」。特に、長期にわたって食品の風味と品質を守る"シェルフライフ延長"を実現するために無くてはならない素材となっています。

世界基準の衛生性

食品衛生の面でも「エバール」は安心です。

国内では厚生省告示370号(昭和34年)の規格基準テストに合格しているほか、ポリオレフィン等衛生協議会自主基準にも適合。

米国FDA、EU指令2002/72/EC、中国GB9685にも適合しており、各国で食品包装容器としての使用が可能です。

※一部銘柄に例外や条件があります。

環境に優しい素材・工程

「エバール」には、重金属や塩素など環境に有害とされる化学物質が含まれていません。

また、他素材に比べて高いガスバリア性を有しているため、少ない使用量でも優れた性能を発揮できます。包装材の減容化に寄与する、環境に優しい材料です。

さらに、容器製造の際には、「エバール」を含むスクラップを回収層として再使用することができます。

自動車の環境対応

工業用途では、ガソリンタンクを軽量化し、自動車の燃費の向上に貢献。「エバール」を用いたプラスチック製ガソリンタンクは、ガソリンの主成分である炭化水素に対し高いバリア性があり、各国で規制されている自動車炭化水素排出基準を満たすことが可能です。このため現在、主要自動車メーカーでは、単層プラスチックや金属性ガソリンタンクから、「エバール」を使用した環境対応型の多層プラスチック製タンクへと移行しつつあります。

工業化学薬品を安全に

油類や化学薬品に対して高い耐性を持つ「エバール」は、有機溶剤や農薬、その他さまざまな油類の容器にも適しています。非腐食性や落下時の割れ防止といったプラスチックとしての利点と併せて、溶剤や化学薬品を安全に扱うために、「エバール」層を生かした容器が採用されています。

住宅関連にも展開

「エバール」は、特に欧州において、住宅や商業ビルの床暖房パイプに広く使用されています。優れたバリア性によって、暖房システムを流れる温水に酸素が溶け込むのを防ぎ、放熱器などの金属部分の酸化(錆び)を抑制。世界的な工業規格であるドイツのDIN規格における床暖房パイプ性能基準をクリアしていることに加え、施工しやすいことも評価され、従来の金属製パイプから「エバール」を用いた多層パイプへの代替が進んでいます。