特性 / 酸素バリア

酸素バリア

「エバール」および各種プラスチックの酸素バリア性を下図に示します。

酸素バリア性能は、"酸素透過速度"という、24時間に1m2を透過する酸素の量で表わされます。従って、酸素透過速度が遅い=酸素透過量が少ない=酸素バリア性が良好、となります。

各種ポリマーの酸素透過速度


「エバール」銘柄の酸素透過速度

「エバール」の酸素バリア性は、エチレンとビニルアルコールの共重合比率で変わります。共重合比率はエチレン含有量(mol%)により規定され、エチレン含有量が低い銘柄ほど、ポリビニルアルコールに近く水素結合が強固になるために、優れた酸素バリア性を示します。

温度20℃、相対湿度65%における「エバール」の各銘柄の酸素透過速度を、下表に示します。

銘柄

エチレン含有量
mol%

酸素透過速度OTR
20°C - 65%RH
cc.20µm/m².day.atm

「エバール」 L

27

0.1

「エバール」 F

32

0.3

「エバール」 H

38

0.7

「エバール」 E

44

1.9

「エバール」 G

48

3.7



バリア性の単位について

「エバール」のバリア性能は、ISO 14663-2: Annex Cに標準化された方法で測定されています。

数値は、24時間に1m2を透過するガスの量で、"透過速度"と呼ばれています。従って、透過速度が遅い=透過量が少ない=バリア性が良好、となります。

ちなみに、酸素バリアの値をOTRと言うことがありますが、酸素透過速度の英語"Oxygen TransmissionRate"が略されたもので、酸素透過速度と同義です。

従って、透過速度の単位は、通常 cm³/m².24h.atm(= cc・/m2・day・atm)で表されます。

「エバール」単体の物性値として表す場合には、厚みを20μmに統一した値(cc・20μm/m2・day・atm)になっています。